「やがて君になる。」最終話感想

※1 ネタバレがあります。ご注意ください。

※2 筆者の最終話鑑賞直後の感想ですので、1話からの作品解説やその他諸々省略しております。

 

 

やがて君になる。」のアニメ版を見終わりました。今期は「色づく世界の明日から」などすごい作品が他にもありましたが、なんとなく印象に強く残ったのはこの作品ですね。

 

主人公がはじめ百合の世界に誘われ、そのまま女の子同士の恋愛で最後まで行くのかな、と思いましたが、終盤に近づくに連れて一人対一人(実際には周囲の人間を合わせて)の人間同士のお話になり、いい意味で度肝を抜かれました。ああこういう恋愛物語ってのもあるんだな、と。

 

最後の回で、原作通りかはまだ読んでいないのでわかりませんが、侑の「先輩、乗り換えですよ。」という言葉が、これまでの「誰かのあとを追うレール」から「自分だけの新しいレール」への乗り換え、という意味に取れてとても上手な表現だな、と思いました。

 

アニメ版の切れ目としても、電車のドアの開いた先に暖かな光が迎えるように描かれていることが、優しさや祝福を描いているようで素敵ですね。

 

原作はまだ5巻までしか読んでいませんが、続きが読みたくなりました。